中心市街地の活性化や地域産業の確立を含めた「まちづくり」が地域の最重要課題となるなか、鹿屋市においては、中小事業者や市民の働きかけのもと、平成11年3月に「鹿屋市中心市街地活性化基本計画」を策定し、「まちづくり」への基本的な考え方を明らかにしました。

また、鹿屋商工会議所が主体となって、基本計画中に位置づけられた商業系の事業を中心に計画の精緻化を図る「TMO構想」を作成し、まちづくりを進める具体的方向性が検討されました。

そして、平成12年12月8日、自助努力・相互扶助の精神のもと、地域一丸となって、中小事業者および中心市街地の活性化に資する諸事業の取り組みを推進していくための主体となる特定会社「株式会社まちづくり鹿屋」が設立されたものです。

鹿屋市中心市街地活性化基本計画により、市民生活や活動を支える機能として、保健・福祉機能、芸術・文化機能、教育・学習機能、産業・商業機能等を備え、高齢化社会に対応した、市民サービスや情報の提供及び多様な市民交流と賑わいを提供する複合交流拠点「リナシティかのや」が建設されました。

このリナシティかのやを中核施設として、主に公共性の高い事業を展開し、その事業効果や必要性を見極めつつ、実現可能なものから確実に取り組み、中心市街地の活性化に寄与することを目的としています。